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【優しく・理解しやすい口腔解剖学 第六章】「表面麻酔に関しまして」〜麻酔は歯科医療の縁の下の力持ち〜

こんにちは
東京都 墨田区 本所吾妻橋駅の 歯医者
「医療法人社団 長岡会 長岡歯科医院/長岡インプラント研究所」理事長 長岡博司です。
いつもコラムをお読みいただきありがとうございます

歯医者が嫌いな理由は?

皆さんに質問です。
歯医者が苦手な患者さんが、嫌いな理由は、なんでしょうか?

人それぞれで、様々な理由があると思いますが、大多数の方が幼少期や大人になってから受けた歯の治療の際の「痛かったという印象から」ではないでしょうか?

ですが、麻酔も進化しています。

私の治療は、痛くない、痛みを感じにくいと患者さんからご好評頂き、当法人の患者さんは皆さんニコニコして通院されていますので、今回は麻酔のことを少しお話しさせて頂きます。

麻酔とは?

治療に於きましては、麻酔をし、神経を麻痺させて、患者さんの疼痛を軽減または消失させることは、大変に大事なことです。

浸潤麻酔や伝達麻酔などをする際に、まず最初にする表面麻酔は、大切な歯科医療行為であります。

表面麻酔をご存知ですか?

麻酔の注射針の痛みを軽減

過去に、歯科治療を受診され、麻酔処置を受けられた経験のある方は、お分かり頂けると思いますが、注射針が歯肉に侵入する際、痛かった御経験がある方も多いと思います。

その痛みを少しでも減らすために、表面麻酔を致します。

表面麻酔は、文字通り、麻酔薬を歯肉の表面に塗布し、感覚を麻痺させる方法です。

塗布する際は、綿などの柔らかい素材の物につけて、浸潤麻酔などをする際の針先の刺入点に塗ります。

そして、暫く時間をおき、次の麻酔の手技に移ります。

表面麻酔薬の種類

表面麻酔薬には、いろいろなタイプがありまして、

1.スプレーで噴霧するタイプ

2.ゼリー状で塗布するタイプ

などがありますが、私は、経験上、2番目のゼリー状の薬剤のみ使用しております。

ゼリー状の表面麻酔を使用する理由

理由は、1番目のタイプは、サラサラの液体状なので、薬剤自体が流れやすい点が気になるからです。

勿論、ロールワッテ(小さな円柱状の綿)などで、壁を作り流れないようにすれば、良いのでしょうが、歯肉の表面に、薬剤がとどまっている時間が短いようにも感じてしまう事と、咽頭の方に流れてしまう事があると、治療後、患者さんに、喉がイガイガする感じが残る可能性があります。

※もちろんその感覚は、すぐに寛解します。

ゼリー状の表面麻酔薬のメリット①

反対に、私が使用しておりますゼリー状態の表面麻酔薬は、ロールワッテなどを挿入する必要がなく、麻酔効果が出るまでの間、患者さんは、異物感が無く過ごせます。

口の中は狭いですから、負担は少しでも少ない方が良いですね。

ゼリー状の表面麻酔薬のメリット②

素材がゼリー状態ですから、流れにくく、注射針を入れる部位に、留まっている時間を長く保てるが故に、イガイガを感じにくいこと。そして、表面麻酔の効果が上がり、浸潤麻酔や伝達麻酔の針先を入れる際に、あの、「ブッす」、「チック」という感覚がかなり軽減されます。

※患者さんによっては、「何かしているなーくらいの感じで、刺す感覚すら感じない」と仰る方々もいるくらいですが、感覚は個人差があります。

解剖学に基づいた打ち方、打つ場所の選択が大切です

針は市販されている一番細いもの(35G)を使用しています。

数字が大きい程、針は細いです

もちろん、他にも工程や工夫がありますが、それだけではなく、解剖学に基づいた「打ち方、打つ場所も大切」です。

歯科医師冥利につく嬉しい言葉「もう麻酔は終わったの?」

患者さんによりましては、表面麻酔後、浸潤麻酔をした後、「もう麻酔は、終わったの?」と、びっくりしたお顔でおっしゃって頂く事があります。

私は、嬉しくなり、「○○さん、終わりましたよ」とお伝えすると、先程まで、ガチガチに緊張されていらした患者さんが、「私は、麻酔が1番嫌いなんだよ〜」とドヤ顔でおっしゃりながら、まるで、オリンピックで金メダルを取ったメダリストのような、エベレスト登頂に成功された登山家のような晴れ晴れされた、いい顔をされる時は、もっと嬉しくなるのです。

人により、痛覚、痛みには、差がありますので、表面麻酔は、大切だと思います。

痛みを感じない、痛みを抑えた治療

麻酔でガッチリブロックすることにより、その後のメインの歯科治療も痛みを感じにくく、痛みを抑えた治療を行えます。

麻酔は医療の縁の下の力持ち

麻酔は、正に、治療する側の歯科医師にとっても、治療をうける患者さんにとっても有難い歯科治療の縁の下の力持ちなのです。

「歯医者が苦手だなー、怖いなー」と、むし歯が痛かったり、入れ歯があわないなどの症状があるにもかかわらず、足が遠のいている方にも是非「麻酔の進化」を感じていただきたいと思います。

※コラムを彩る画像はお借りしました。

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