コラム「理事長の豆知識」INFORMATION
【優しく・理解しやすいむし歯の解説】パート5「むし歯になりやすい人」とは?対策は?
こんにちは
東京都 墨田区 東駒形の 歯医者
「医療法人社団 長岡会 長岡歯科医院/長岡インプラント研究所」理事長 長岡博司です。
いつもコラムをお読みいただきありがとうございます
むし歯になりやすい人とは?
ついに本題です。
皆さんが、一番興味深い部分、気になるポイントではないでしょうか。
パート1-4を思い出しながらご一緒に学んでいきましょう。
人によって口の中にいる細菌の種類は異なりますが、人の口にはむし歯菌が含まれていますね。

このむし歯菌が多くなるような人、そしてむし歯菌が活発に活動しやすいような生活習慣の人はむし歯に罹りやすくなります。
すなわち、「歯みがきと食生活とが大きく影響する」のです。

付け加えると、むし歯ができやすい人は、プラークをうまく除去できない人、そしてプラーク中の細菌の栄養である糖分を頻繁に摂取する人です。
つまり、プラークがついたままだと、細菌は増えるばかりで、酸によって歯が溶ける時間が長くなってしまうからです。

頻繁におやつや間食を摂る人は、プラーク中の細菌の活動が盛んになり、酸も多くつくられてしまいます。
ですが、おやつも楽しみですから、一切取らないなんてことはつまらないですね。
食事やおやつを楽しみながら、むし歯を出来にくくする方法とは?

食事やおやつの取り方、歯磨きの仕方と歯磨きをするタイミングが大切です。
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むし歯菌に「エサ」を与えないように出来る限り「コントロール」をすればいいだけなのです。

小学校の歯磨き教室で聞いた覚えがあると思います。
「まさに、アレがお口の健康を守る基本」なんですね。
忙しかったりすると、中々実践出来なかったりするとおもいますし、御年代によっては、歯みがき教室がなかったと思いますので、おさらいとして、当たり前体操として、頭に再度インプットしてみましょう。

⬜︎「すぐ歯をみがきましょう」
食事をしたら歯を磨きましょう。
1日に何回も歯磨きのしすぎも歯のエナメル質を傷つけてしまいますから、「おやつは、ダラダラ食べず、時間を決めて楽しみましょう」
回数は1日3回ないし4回。お仕事中や外出時など出来ない時は、お口を濯ぐだけでも違いますから実行してみましょう。
⬜︎「就寝前は必ず磨きましょう」
寝ている間は、唾液がでにくいため口の中の細菌にとっては活動しやすい環境です。(唾液には抗菌作用があることは、唾液のコラムでお話いたしました)
寝る前は、必ずよく歯をみがいて細菌を減らしておくことが大切です。
⬜︎「ジュースくらい、ビールくらいはダメ」
寝る前にジュース、寝る前にビール。
食事やおやつでなくても、中身はむし歯菌が大好きな「糖質」です。
必ず、口を軽く濯いでから磨きましょう。
面倒くさくで仕方ないことも偶にはあると思います。そんな日は、口をしっかり濯ぎ、翌朝しっかり磨きましょう。
⬜︎「よく噛んで食べましょう」
たったこれだけです。
歯磨きをするタイミング、ポイントがずれているだけならもったいない。
是非、実践されてみてください。

+α 唾液の量の大切さ
ただし、上記以外の原因として、全身的な病気によって唾液の量が少なくなることもあります。
唾液は、口の中の細菌を洗い流したり、酸を洗い流したり薄めるのにとても重要な役割を果たしています。唾液のコラムで学びましたね。
※あー、そんなお話しきいたような…忘れちゃった!という方はこのコラムの最下部のリンクをのぞいてみてください。頭に常にインプットすることが大切です。
したがって唾液の出る量が少ない人は、むし歯ができやすく、その進行はとても速いのが一般的です。
初期のむし歯では、唾液中からカルシウムやリンなどの歯を形作っている成分が取り込まれて、再石灰化という現象が起きています。
このように唾液は、細菌を減らしたり酸の影響を少なくすることに加えて、歯の再石灰化を促進するという役割もあり、むし歯の進行と大きく関わっています。
通常は痛みなどの症状はありませんが、進行すると痛みが出るだけでなく、歯の内部の神経にまで影響が及ぶと、耐えがたい痛みの原因になったり、全身に細菌が回ってしまうこともありますので、注意が必要です。
唾液を増やす方法とは?
唾液を増やす体操があります。
※こちらも唾液(つば)のコラムをのぞいてみてください。
最後に
お口は、しゃべる、食べるが主な機能ですが、お口は身体の入り口です。
良く噛み消化しやすくすること、口腔内を綺麗に保つことがとても大切です。
その機能の主役が「歯と舌」なのです。
8020を目指していきましょう
歯があることは「当たり前」すぎますが、80歳までに20本の歯があることが、健康寿命を伸ばすと言われています。
「永久歯28本の内の20本?そんなの簡単!」と、お若い時は思ってしまいそうですが、これが実は中々大変なことなのです。
これは、身近なご年配の方にお話を聞かれたら「いかに歯が大切か」をご自身の実体験、もしくはご両親やご友人の実体験で教えてくださると思います。
ずっと楽しく好きな物を食べるため、ずっと楽しくおしゃべりを楽しむため
数回にわたり、むし歯・舌・唾液についてお話しさせて頂きました。
ご自身のお口の健康を守ることがいかに大切かを一人でも多くの方々にご理解して頂けたら嬉しく思います。あとは「実行」あるのみです。
ずっと楽しく好きな物を食べるため、ずっと楽しくしゃべりを楽しむため、コラムを参考になさって、「是非口腔ケアをはじめてみてください。
当院のコンセプトは「歯科医院に通うのが好きになる!確かな技術で患者さんとのコミュニケーションを大切にしている歯科医院」です。
通院範囲内な方々は、是非ご来院ください。
お待ちしています。

※本文の一部は日本歯科医師会より引用
※コラムを彩る画像はお借りいたしました。
※まとめてリンクを貼りました。今回コラムを読まれるのがはじめの方、もう一度読みたい方は是非こちらをご覧下さい。
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