コラム「理事長の豆知識」INFORMATION
浅草松屋「ジャンボ」との出会い パート2 〜本当の別れ〜
こんにちは
東京都 墨田区 東駒形の 歯医者
「医療法人社団 長岡会 長岡歯科医院/長岡インプラント研究所」理事長 長岡博司です。
いつもコラムをお読みいただきありがとうございます
1ヶ月くらい、学校行事やテストがあり、ジャンボに会いに行けませんでした。
テストが終わった日、仲間達と暫く振りに、自転車立ち漕ぎで浅草松屋に会いに行きました。
いつものように、エレベーターが屋上に着くまで長く感じ、ましてその時は、ほぼ1階から、各階止まりみたいで心臓が爆発しそうでした。
仲間達と亀コーナーに突入しました。
ところがいつもの水槽にジャンボは居ません。
「えっ、どうしてなんだろう」
「そうか水槽を掃除するためジャンボは、他の場所に居るんだ」と自分に言い聞かせると、仲間達も「そうだ、そうだ!」と私を励ますように同意してくれました。
一瞬、私の頭の中で2つの事が浮かびました。
1つは「誰かに買われたのか?」
もう1つは「まさか死んでしまったのか?」
「ジャンボ!ジャンボ!」と呼んで探し回っても、ジャンボはあの優しい瞳で、語りかけてきません。

私は居ても立っても居られなくなり、ショップの顔見知りになった叔父さんを探して尋ねました。
「ジャンボは、つい最近、新しい飼い主の所に行っちゃたんだよ」と、優しい言葉で語り掛けるように、そして、私達を可哀想に思い慈しむようでした。
私が命名した「ジャンボ」という名前を、叔父さんも普通に使ってくれていました。
皆んな愕然とし、沈黙しました。
「もうジャンボに会えない」と思い悲しみが込み上げ辛くなり、仲間の中には、涙目になる子もいましたが、私は唇を噛んで我慢しましたが、家で大泣きしました。
そんな私を両親は、見かねて慰めてくれました。
母は、「鳥が大空を舞うように、自由を満喫しているんだよ。」と諭してくれました。
父は、「お父さんがジャンボを選んでしまい、ごめんね!」と、私に謝ってくれました。
だけど、父は、息子に大きな亀を買ってあげたい一心で、私に与えてくれた優しさを感じました。
ジャンボが居ないと聞いた時、私は叔父さんにもう一つだけ、尋ねてました。
「ジャンボは、どんな人に飼われたのですか?」と。
叔父さんは「年配の紳士で、身なりのきちっとされた方だよ」とだけ答えてくれました。

今思えば、ハットを被り、イギリスの高級なカシミアのスリーピースを着て、いかにも上等なステッキ、革靴はピカピカに磨かれたものを履いているような人で、豪邸に広い庭、そこに池があり、ジャンボは、広々した世界で過ごしているんだろうと思いました。

鶴は千年、亀は万年🐢
「亀は長生きだから、ジャンボが、今でも元気なら、それで私は、充分幸せです。」
「長い人生の中のたった3日間」でしたが、何回も会いに行けたし、私には、貴重な体験でした。
又、豪快だった父が「あの大きな子がいいよ」と決めてくれなかったら、この貴重な体験を幼少期に出来なかったから、父にも感謝してるし、「生き物は、自由がいいんだよ」と教えてくれた母にも感謝してます。
偶に水族館に行く機会があり、亀を見るたびに「ジャンボのあの優しい瞳」を思い出します。
最後に、「ジャンボ、楽しい思い出を有難う!」

※コラムを彩るお写真は全てお借りいたしました。
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