コラム「理事長の豆知識」INFORMATION
172.総入れ歯「噛める入れ歯へ」【墨田区の歯医者|医療法人社団長岡会 長岡歯科医院|本所吾妻橋駅歩2分
こんにちは
東京都 墨田区 本所吾妻橋駅の 歯医者
「医療法人社団 長岡会 長岡歯科医院/長岡インプラント研究所」理事長 長岡博司です。
いつもコラムをお読みいただきありがとうございます
美味しく食べられる入れ歯へ
今回のお話は、上下総入れ歯の方のケースです。
「どうしたものか…」とお悩みを抱えていらっしゃる方も多いと思います。

総入れ歯になったら、美味しくお食事が、出来ないのでしょうか?

現代の技術で進歩した入れ歯
実は、そんなことは全くなく、きちんと型取りと調整をすれば、美味しくお食事をして頂けるように総入れ歯も進歩しています。
20年ほど前、私がインプラント治療をはじめた理由は「総入れ歯治療に限界を感じた」からですが、現代の技術では「噛める総入れ歯へバージョンアップすることは可能」なのです。

いわば、私にとっても、20年以上のインプラント、30年以上の入れ歯や通常の歯科治療、臨床経験、研究や勉強の成果です。

どちらが動きづらい?
ではここで質問です。
総入れ歯には、上顎と下顎がありますが、どちらが動きづらいと思われますか?
総入れ歯を使用されている方はすぐお分かりになると思いますが、「上顎」です。
一般的に考えると、上顎の方が重力で落ちるのでは、と感じるかと思いますが、下顎には舌があるので、動きやすいのです。
上顎は、当法人のやり方で型取りと調整をすれば、吸い付きやすくなります。(堤の高さ、幅、粘膜のやわらかさ、かたさ、唾液の性状などの状態で個人差はあります)

ですので、当法人では、上顎が総入れ歯でも、下顎に残存歯があり、部分入れ歯の方は、かなり問題なくお食事が楽しめるとお伺いします。(自費の入れ歯のケース)
※歯科業界のデータでは、噛める力は、部分入れ歯では30~40%程度・総入れ歯では10~20%程度と言われていますが、保険の入れ歯のデータが含まれているからと思います。
自費・保険の入れ歯の違いは「明白」です
「自費と保険の入れ歯は、そんなに違うものなのか?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、30年以上歯科医師として、臨床の現場にいて患者さんの実体験、当法人のエビデンスから感じることは「違いは明白です」
入れ歯が合わないお悩みをお持ちの方は、是非お任せください。

今回は、患者さんのお悩みとして一番多い「上下総入れ歯の方の改善策について」お話いたします。
※下記の文章に、何度も出てくる単語
堤とは?
土手といいます。歯槽骨と粘膜を指す歯科用語です。
改善法
上顎の総入れ歯
堤がある方は、自費の入れ歯にするとかなり改善します。
上顎は特に、当法人のやり方で型取りと調整をすれば、吸い付きやすくなります。(個人差はあります)
堤が薄い(低い)方、より違和感の少ない入れ歯を求める方には、金属床(チタン)をおすすめします。
チタン床は、普通のコバルト床より非常に軽く、丈夫であることが、上顎の総入れ歯の最大のメリットです。
※このくらいに堤が薄くなってしまい、ほぼ平らでも、チタン床なら型取りと調整をすれば、当法人の技術では、上顎は吸い付きやすくなります。

下顎の総入れ歯
堤がある方は、自費の入れ歯にするとかなり改善します。
下顎も、当法人のやり方で型取りと調整をすれば、吸い付きやすくなります。(個人差はあります)

更なる改善策-インプラント併用-
インプラントを追加することにより、より安定します。下顎には特におすすめします。
反対に、「下顎」がしっかり安定していれば、総入れ歯でも噛めるのです。
※現時点では噛めている方(残存歯が少ない下顎が部分入れ歯の方、上顎は総入れ歯で吸い付く方)も、患者さんのご年齢がお若い場合、将来を見据えてインプラント治療も視野にある方には、この治療法を早めにおすすめします。
理由は、入れ歯は歯根がないため、堤がやせていきます。入れ歯の方が、年齢を重ねることにより、堤が薄くなっていく原因です。
歯が堤にささっていれば、荷重がかかることにより、骨が刺激を受け、良い意味で堤は太っていられますが、歯を失い、骨が吸収されてしまうと(薄くなると)インプラントが打ちにくくなるからです。
※その場合、骨造成を併用する必要があり、治療が長期間になる可能性があります。
※骨造成にも個人差があります。
現在、将来においてどうしたいかというお気持ちをお話しください
上記は大まかな解決法ですが、患者さんの口腔状況、現在、将来においてどうしたいかというお気持ちにより、治療法の選択肢の組み合わせは沢山あります。

現代の技術では、入れ歯とインプラントを併用する治療が可能です
お若い年齢で、歯を欠損した時、インプラントという選択肢を選ばれる方が増えていますが、欠損歯が多いご年配の患者さんには、入れ歯から全てインプラントへの変更は、費用面で考えられる方が多いからです。
入れ歯だけ、インプラントだけとせず、現代の技術では、上手く組み合わせすることにより、解決法の選択肢が増えています。
どうしようかな…どうしたらいいのだろう…と思われたら、是非ご予約の上、ご相談ください。

当法人は、歯科医師の私と弟の歯科技工士、入れ歯専門の熟練した精度の高い技術のある歯科技工所と提携して製作しています。
次回は、具体的な症例にてご説明いたします。

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